♦︎うつ・躁うつになったら、これはNG行為!
わたくしは仕事の過労がきっかけで、うつ病→双極性障害と診断され10年間治療を続けています。比較的いまは寛解へと進んでいますが、生活に支障のない程度で時おり症状が出る状況です。
わたくしのこれまでの実体験や病気と向き合い続けて感じたこと、考えたこと、または実践してみて良かったこと悪かったことをまとめました。
同じような病気、症状に悩む方や周りで支える方にとって少しでも参考になれば幸いです。
前回はこちらからご覧ください。
「病気」について調べすぎる
発症当時、わたしはスマホで自分の症状や病気について毎日検索する日々でした。
いま、こちらの記事を読んでくださっている方のなかにもまさしく同じだと当てはまる人がいるのではないでしょうか。
webで検索して調べる、知識を入れるのは悪いことでも間違ってることでももちろんありません。
しかし、うつ症状真っ只中なときに病気のことを調べはじめると「止まらなく」なります!
わたしの場合は、仕事を辞めたあとも繰り返し仕事のことを思い出したり、ストレスを感じた出来事や言われた言動を繰り返し思い出していました。これは「反芻思考」とよばれる症状ですが、そうして怒りや不安を感じるとすぐにスマホで調べる、というクセがついていました。
不安を感じるとすぐに調べる、眠れないから深夜にスマホで調べる…
病気の治療で重要なのが「睡眠」です。ただでさえ、病気になると入眠が難しいのに、スマホで調べることばかりしてしまうと、その睡眠を妨げる原因になってしまい症状は良くならない…という悪循環に陥ってしまいます。
いま「情報中毒」が蔓延している
現代人にいま欠かせないスマートフォン。
スマホ依存症とうつ
対処法:デジタルデトックスをおこなう
断薬した離脱反応が思った以上にやばい!
離脱症状とは、薬の量を減らしたり、服用を中止したりすると、身体にいろいろな不調が出てくる諸症状です。
「めまい・頭痛・吐き気・だるさ・しびれ・耳鳴り」といった身体の症状のほか
「イライラ・不安・不眠・ソワソワ感」といった精神症状
「シャンビリ感」シャンシャンという耳鳴りとビリビリとしびれた感覚が続くことがあります。
2〜3日でおさまることもあれば、3ヶ月程度続くこともあり、医師の指示なしで投薬を中断することは避けるべきでしょう。
とくに躁うつ病では、症状の急激な悪化から、自◯や躁状態で突発的な行動で取り返しのつかないことにもなりかねません。
早く完治させようと焦る
わたくし自身、うつ病と診断されて休職した直後は、どうしたら早く治せるのか、はやく復帰しないとっ!と焦ってメンタルに余計に負担をかけていました。
しかしいまは発症して10年経つのでもはや自分の一部、個性と思うようになりました。
「病気と一生付き合っていく生き方でもいいじゃん」と開きなおることで生きやすくなったと実感しています。
♦︎一般的な対処法
- まずは通院、投薬治療
- 静養、無理に動かず
- 金銭的な不安を取り除く
- 孤独を避ける
- ストレッサーから距離を置く
♦︎個人的に試してみた対処法・ライフハック〜良くなってきたら〜
個人的に病気と向き合う本質的な対処法は、特にエネルギーを使います。
したがって、動けるようになってきたら徐々に行動してみましょう!
わたくしの場合、躁状態のときには活動的になるので(大きくうごくほど、反動が後で来ますが)そのときに行動していました。
躁状態が活発であるほど、うつ状態に入った時に辛くなってしまうので、少しずつ緩やかになるように調整していくように意識しました。
躁うつ闘病記、それは「お風呂」との闘いだった
発症から数年はお風呂に入る、とくに湯船に浸かる、という行為がめんどうで仕方ありませんでした。
これは同じメンタル疾患を持つ方の多くに現れる現象だそうです。
しかし、お風呂に入れるようになると、お風呂で身体を温めるのがいかに重要か体感!「お風呂は魂の洗濯」ということばもあるとか。
いまでも体調が悪かったり、気分が落ち込む、優れないときはゆっくり湯船につかるようにしています。
頭皮ガチガチになってない?
自分のメンタルが不調なときを観察しつづけてあるとき分かったことがありました!
それは不調のときはたいてい「頭皮」がガチガチに凝っていました。頭部が血行不良になっていたようです。
湯船に1時間ぐらいゆっくりと浸かって、頭皮を中心にマッサージをします。すると、頭皮が指でつかめるようになります。
頭頂部はまだ掴めなくても、側頭部から徐々につかめるぐらいほぐれていくのが楽しくなってきて、熱中しているうちにたいてい不調がおさまっている、という具合です。
自分の身体の状態に意識を向けて、単調な動作を繰り返すことである種の瞑想状態がつくれるとともに、血行不良の解消にもなって一石二鳥!
個人的にはこの「長風呂」&「頭皮マッサージ」が一番効果のある対処法でした。
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