Twitterに『かりあげクン実写化』でトレンド入り
連載開始から42年、大人気4コマ漫画『かりあげクン』が主演・戸塚純貴さんでなんと初の実写化!
そのニュースが報道された直後の2022年10月26日のツイッターでは「かりあげクン実写化」でトレンド欄に入りました!
主演の戸塚さんはかりあげクンの名の通り、バッサリと刈り上げに!
その宣材写真も公開され、話題となりました。
連載がもうすぐ半世紀の快挙となりそうな、大人気漫画『かりあげクン』がなぜ今まで実写化に至っらず、2023年での実現ができたのでしょうか?その考察も踏まえて、バッサリ刈り上げにして気合十分の主演・戸塚純貴さんと原作漫画『かりあげクン』について、まとめていきます。
ドラマ「かりあげクン」の情報
BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)にて毎週土曜放送のオリジナルドラマ枠【土曜ドラマ】にて放送予定です。1話に複数のショート作品を組み合わせたもの。
内容は、原作に沿ってオフィスを舞台にしたドタバタコメディ。
主人公かりあげクンは、奇想天外なイタズラで周りを巻き込みます。
表情を変えることなく、係長や課長、さらには社長にまでイタズラを仕掛けていくのです。
「ジェネレーションギャップ」や「○○ハラスメント」など現在の社会で話題になっているものを風刺。かりあげクンのイタズラの真意とは一体?
全世代の働くサラリーマンへの風刺とどこか愛のこもったメッセージは必見です!
戸塚純貴ってどんなひと?
『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系)や
『遺留捜査』(テレビ朝日系)などに出演し
これだけかっこいいのに三枚目のキャラクターを演じることが多いです。
そんな戸塚さんはかりあげクンを演じる上で以下のように語っています。
誰かに嫌がらせをすることに天才的な才能がある笑わない男なので、やっていることと、ポーカーフェイスで飄々とした表情とのバランスが難しいところだと思います。
戸塚純貴 インタビューより
悪人に見えてはいけないし、善人にみえてもいけないとも思っていて。表情と行動が読み取れない掴みどころのなさは、かりあげクンの魅力的なところでもあるので繊細に演じていきたいところです。
そんな戸塚さんは、熱い役者魂を持っており、以前の髪型とは一変して躊躇なく髪の毛を“かりあげ“たといいます。そんなかりあげた心境を次のように語っています。
作品によって役を作る際に監督とイメージを話し合って作り込んでいくことが多いのですが、今回はディティールがハッキリしているので監督、プロデューサー、大勢の方に見守られながら断髪したのは新鮮でした。みんなで作り上げた渾身のかりあげに身が引き締まりました。
戸塚純貴 インタビューより
連載42年の大人気漫画・原作『かりあげクン』とは
作者は植田まさしさん。
本作のほかには『コボちゃん』『フリテン君』などの人気4コマ漫画で知られる大御所漫画家です。
2022年で51年続けて漫画を描いています。
そんな本作『かりあげクン』は連載42年目。
主人公は永遠の平社員・かりあげクンこと、かりあげ正太。
空気を読まないイタズラ好き、でもなぜか周りから慕われているという不思議なキャラクター。
なぜ今かりあげクンがドラマ化されたのか背景を考察
実は、かりあげクンはドラマ化は今回初めてですが、映像化は2度目なんです。
1度目は、鉄道会社のコマーシャルでした。
かりあげクンこと、かりあげ正太という人物像。
他の人の隙をついて、次々とイタズラをしかけていきますが
それは人の心を見計らい、人の気持ちをすごく読み取れることではじめて可能になること。
その人の心を熟知しているかりあげクンの周わりには人が集まります。
現代では「繊細さん」や「HSP」といった人や心のIQ=EQ、ホスピタリティなど
以前よりも他者の心を意識して生活することが多くなっていると思います。
そんな背景が、連載42年の時を経て、世間がかりあげクンのような人物を必要としているのではないでしょうか。