今や国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』に欠かせないキャラクター「野原ひろし」
主人公のしんのすけの父でありながら、その扱いは”足が臭い” ”安月給” ”女好き” など
ダメな父親というレッテルを貼られがち。。。
しかし、最近は「野原ひろし」が主人公の
スピンオフ作品『野原ひろし 昼メシの流儀』
が人気を集めるなど注目が集まっていますね。
そこで今回は、「野原ひろし」について詳しくまとめました。
野原ひろしはエリート出世コース?それとも窓際族?
下記で紹介しますが、野原ひろしは勤続15年、35歳で係長を勤めています。
推定月収は額面38万円(手取り30万円)
推定年収650万円程度です。
ソースは、1994年に放送された第94話「ひさんな給料日だゾ」の回での給料約30万円というシーンから。
手取り月収で約30万ということは、額面だと約38万円という計算になります。
漫画の中では「安月給」「万年係長」などとバカにされるシーンはありますが
日本での、係長級の男性の平均年齢は45.1歳、勤続年数は18.1年と言われています。
35歳から40歳の男性の平均月収は32万7500円です。(出典厚生労働省令和3年賃金構造基本統計調査)
10歳も若い年齢で、同じ年代の男性の給料よりも高いことがわかります!
つまり、野原ひろしはどちらかというと”出世コース”であり、高スペックであることがわかりますね!
野原ひろし(35歳)は高スペック、学歴は大学中退?
名前:野原ひろし
年齢:35歳
会社:双葉商事(商社)
役職:係長
年収:650万円(推定)
身長:180センチ
家族構成:嫁と子供2人と犬(4人家族とペット)
家:一軒家(埼玉県 春日部、ローン有)
車:セダン車1台を所有
東京都の双葉商事に正社員として約15年勤務しています。
現在、営業部第二課の係長と中間管理職、35歳ということは20歳に双葉商事に入社したことになりますね。
大学に進学しているとすると4学年あるので、最短でも22歳以降に就職ということになります。
したがって、大学中退の可能性が出てくるわけですね。
他にも2年制の短期大学を卒業、高卒後フリーターなど経たのちに双葉商事に入社した可能性も考えられますね。
いずれにせよ、公式には明言されてはいないので正解はまだわかりません。
ちなみに、「双葉商事」という社名は、漫画連載が双葉社『漫画アクション』にて始まったためだと推測できます。
ただ、漫画では双葉商事ではなく「アクション商事」となっており、アニメと漫画では多少設定が違うようです。
安月給?高収入?当初のバブル期前後が基準
バブル期前後である1990年の連載当初は
中堅商社マンの”平均年収700万”という水準なので
当初の価値観からは年収650万円というのは少し少ない、<安月給>という印象なのでしょう。
また年収650万円のソースは「劇画クレヨンしんちゃん2」にもありました。
当作品で宝くじの金額「1億3000万」=「給料20年分ぐらいかな」と言っている描写なので単純計算で年収は650万となります。
サザエさんのマスオ、波平との比較
フグ田マスオ(28歳)の推定年収は約520万円
フグ田マスオは、作中では早稲田大学卒の28歳
「海山商事」の営業課係長となっています。
規模の非上場商社と仮定して、平均値を元にその年収を推測すると平均年収は526万9200円
令和3年賃金構造基本統計調査
「I 卸売業・小売業」「従業員数100~999人」「大学卒」「係長級」「25~29歳」の
平均月収(決まって支給する現金給与額)は34万5600円 年間賞与その他特別給与額が112万2000円
マスオさんも現代の平均とすると、年収520万円程度といえます。
野原ひろしと比べると、年功序列の差で野原ひろしの方が年収が高いことになりますね。
磯野波平(54歳)の推定年収は1000万円前後
磯野波平は作中で「東証1部(現在の東証プライム)に上場している商社である「山川商事」の事業課長です。
大学を卒業はしているものの、設定上どこの大学かまでは明らかになっていません。
厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査
「I 卸売業・小売業」「従業員数100~999人」「大学卒」「課長級」「50~54歳」の平均月収(決まって支給する現金給与額)は53万4500円、年間賞与その他特別給与額が204万5300円
上記を参考にすると磯野波平の平均年収は845万9300円となります。
しかし、東証プライム上場企業の事業部長であることを考えると年収1000万円前後まで上がるのではないかと推測できます。
したがって、野原ひろしvs.磯野波平ではやはり波平の圧勝ですね!
妻・野原みさえが”専業主婦”の理由を考察
野原みさえも結婚前は、商社でOLをしていました。
結婚を機に専業主婦となり、しんのすけとひまわりを産んだいまも専業主婦をしています。
現在では”共働き”が主流となっている時代ともいえますが、みさえが専業主婦であるのは次の理由があると考えます。
- 時代背景として共働きが主流ではなかった(連載開始の1990年当時)
- ひろしの稼ぎで十分に家計は回るから
まとめ
- 野原ひろしは係長、650万円。現在では平均以上の年収
- 「クレヨンしんちゃん」連載当初1990年のバブル期前後では平均より少し低い年収
- 「サザエさん」のマスオ、波平との比較で、マスオよりは年収が高い!
- 妻みさえが専業主婦で四人家族とペットを養えるぐらいの年収はある!
最後までご覧いただきありがとうございました。