疲れているとき、気分転換をしたいとき、これから大仕事が待ち構えているときなどエナジードリンクを飲んで、シャキッとしたくなりますよね。
しかし、カフェインレスの商品が増え、健康にも悪そうだし、
本当に飲んでも大丈夫だろうか。。。と悩むことがあると思います。
そこで、エナジードリンク、特にカフェインについて調べてみましたが
結論
「カフェイン、糖分の過剰摂取に気をつける」
この1点に気をつければ、全然問題ありません!
…何を当たり前なことを言っているんだと思いますよね。
でも、結局これが1番大事なんです。
そして、これがなかなか難しいです!
なぜなら頻繁に摂取すると人体の方がカフェインに対応し始めて効きにくくなり常用摂取、過剰摂取に結びつきやすいからです!
人類の進化のなかで、カフェインは古くから生活を支えてきてくれました。
カフェインとうまく付き合えば、さまざまな恩恵を受けることができ
日々のパフォーマンスも向上します。
カフェインの効果
- 自律神経の働きを高める
- 集中力を高める
- 体内の老廃物を排出する、血流促進作用
- 運動能力の向上(新陳代謝・酸素摂取量up)
カフェインがもたらす健康効果はじつに多彩。
スッキリとした目覚め、運動能力の向上に役立つだけでなく、
血流促進作用から、ダイエットにうってつけの飲み物になるんです。
また、たくさんお酒を飲んだ時の二日酔いの解消にもカフェインが
アルコール(アセトアルデヒド)を分解する力も発揮します。
つまり、適量を摂取すればからだに良い健康成分と言えるのです。
[重要]1日のカフェイン量はどれくらい?
一般的には成人で1日400mg
妊娠中の女性では200mgを摂取上限の目安とされています
(厚生労働省のHPや各国の基準より)。
食品に含まれるカフェイン量は商品により異なりますが、厚労省のデータでは
インスタントコーヒーが1杯80mgとされているので、
成人で1日飲んでよいコーヒーは5杯まで、です。
普段からよく飲んでいる方は、注意しないとすぐに摂取上限をこえてしまいそうですね。
そして何より気をつけてほしいのが、妊娠中の女性や子どもの摂取量です。
妊娠女性ですとコーヒー2杯以上飲んでしまうとすぐに過剰摂取となってしまいます。カフェイン摂取の管収縮により血流が低下することで栄養がうまく行き渡らず、胎児の発育に影響を及ぼす可能性があります(流産や早産リスク)。
子どもの場合は、カフェインに対する感受性が高いため特に注意が必要です。
厚生労働省のHPでは 4歳~6歳の子供は最大45mg/日 7歳~9歳の子供は最大62.5mg/日 10歳~12歳の子供は最大85mg/日(355ml入り缶コーラ1~2本に相当)まで となっています。
実は意外なものにもカフェインが?
エナジードリンク以外にも、暮らしのなかでは多くのものにカフェインが含まれています。
厚生労働省のHPでは
- インスタントコーヒー・・・80mg/1杯
- コーヒー・・・60mg/100ml
- 紅茶・・・30mg/100ml
- 煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶・・・20mg/100ml
- 玄米茶・・・10mg/100ml
ほかにも
- ジャスミンティー
- コーラ
- ココア
- 一般用医薬品の鎮痛剤、風邪薬
- チョコお菓子 など
ひとつずつのカフェイン摂取量ではなく、全体的なカフェインの総摂取量に気をつけたいものですね。
代表的なエナジードリンクのカフェイン含有量
No. | 商品 | 内容量 | カフェイン | カロリー | その他成分 |
---|---|---|---|---|---|
1 | シャーク エナジードリンク | 250ml | 80mg | 60kcal | ガラナエキス・クエン酸・ビタミンB群配合 |
2 | レッドブル エナジードリンク | 250ml | 80mg | 115kcal | アルギニン配合 |
3 | モンスターエナジー | 355ml | 142mg | 50kcal | アルギニン・L-カルニチン・高麗人参エキス・ビタミンB群 |
4 | リアルゴールド | 190mL | 0mg | 56kcal | 高麗人参エキス・クエン酸・ビタミンC配合・ノンカフェイン |
5 | レッドブル シュガーフリー | 185ml | 43mg | 0kcal | カロリーゼロ・砂糖不使用 |
6 | デカビタC | 210ml | 0mg | 54kcal | 8種類もの豊富なビタミン・ノンカフェイン |
7 | オロナミンC | 120ml | 12mg | 79kcal | レモン11個分のビタミンC・ビタミンB群・アミノ酸配合 |
8 | サバイバー エナジードリンク | 250ml | 120mg | 48kcal | アルギニン・ビタミンB群配合・合成甘味料不使用 |
9 | ダイドードリンコ エナジージム | 240ml | 12mg | 56kcal | 7種類のビタミン群・ローヤルゼリー・人参エキス・アミノ酸配合 |
10 | ファイテン エナジードライ | 250ml | 100mg | 48kcal | 天然のカフェイン・マカエキス配合 |
意外と普段なにげなく飲んでるものがエナジードリンクよりも多いことがあります。
エナジードリンクの種類によっては0mg~140mg以上と差がすごくあります。
事前に成分表を確認するクセをつけた方が良いと思います。
100mlあたり〇〇mgと書かれていることが多いので
一本換算に計算し直すことも重要です。
気がつかないうちに過剰摂取しないように気をつけましょう。
過剰摂取してしまうとどうなるのか?
カフェインの離脱症状
カフェインの適量使用はリラックス・リフレッシュ効果が得られますが、
慢性的なストレスや過重労働に従事していると、カフェインを毎日大量に摂取し続けて無理やり心身を動かしている状態になります。
そのため、カフェイン離脱という症状が出てしまうことがあります。
頭痛が一般的であり、12 – 48時間以内に出現し、2 – 4日以内に消退
そのほか眠気、集中力の減退、疲労感、不安、抑うつ、運動遂行能力の低下、発汗、吐き気(嘔気)、カフェイン摂取の渇望などが生じることがあります。
糖分を多く摂ると逆に眠くなることも
糖質を摂取したとき、急に増えた血中のブドウ糖を処理しようとして、インスリンが過剰に分泌されてしまうことがあります。
過剰に糖分が処理された結果、逆に糖分が足りなくなって低血糖、脳にも栄養が行き渡らなくなるため、強い眠気に襲われます。
インスリンの過剰な分泌は膵臓の負担になり、糖尿病の前兆ともなり得ます。
糖質の1日摂取制限量は20gです。
例えば、コーラ1本500mlで約56.5g、スポーツドリンク1本で約24g
ショートケーキ1個110gで約32gですので
エナジードリンクに限ったことではないですが、普通に生活しているだけで簡単にオーバーしてしまいます。
カフェインを気にするよりも糖質を控える方がよっぽど重要かもしれません。
さいごに
カフェインレスの商品が増えている今、ワルモノにされがちですが
適度な摂取は日々の生活をより快適なものにしてくれると思います。
エナジードリンクが好きな私ですが
個人的には1日1本、週に3本と決めて飲んでいます。
ふだんはミネラルウォーターしか飲みませんので、ある種のご褒美です。
毎日ではなく、ここぞの一発でエナジードリンクを飲むことで、
心理的(プラシーボ効果とでもいうのでしょうか)にも肉体的にも
効果を発揮してくれていると思います。
もちろん、体の大きさや年齢、体調などによって、あくまで個人差があるためコンディションには常に注意を払いつつ、摂取してくださいね。
自分の身体のことを1番守れるのは自分
自分の身体のこと1番知ってるのも自分
ですから