日本テレビ系番組「アナザースカイ」に世界的バーテンダーの後閑信吾さんが2023年1月27日(金)放送回に出演しました。後閑さんにはカクテルの着想を得るために向かう場所が沖縄にあるといいます。番組では今後の夢をMCの今田耕司さん、中条あやみさんに語っていました。
後閑さんの沖縄文化を広めるプロジェクトについて着々と進行しているそうで、これからの後閑さんや沖縄の観光に目が離せませんね!
そこで今回は、そんな後閑信吾さんについて調べてみました。そして、後閑さんのようなバーテンダーを目指すにはどうしたら良いかまとめてみました。
後閑信吾の読み方は「ごかんしんご」
苗字「後閑」は群馬県が発祥
後閑(ごかん)という比較的珍しい苗字は、群馬県、東京都、埼玉県などに多いそうです。
現群馬県である上野国碓氷郡後閑村がルーツです。
語源はを貴族に下賜した土地につけられた時の名前の「後」という位置関係から。
また後閑とは「子孫」という意味もあるとか。
Wiki風プロフィール
名前:後閑信吾(ごかん しんご)
生年月日:1983年2月14日(39歳)
出身:神奈川県川崎市(誕生は東京都渋谷区)
職業:バーテンダー バーオーナー、バーコンサルタント、レストランプロデューサー
運営する店舗・企業
- SG Management LLC(NY)
- 株式会社SGマネジメント(東京)
- 株式会社ファイブセンシス(東京)
- 上海后感公司(上海)
- 「Speak Low」
- 「Sober Company」
- 「The Odd Couple」
- 「The SG Club」(東京)
「バー業界でもっとも影響力ある100人」にアジアでトップの第5位を受賞しています!!
経歴・受賞歴
・「バカルディ・レガシー・カクテルコンペティション2012」世界大会優勝
・2017年、Tales of the Cocktail「International Bartender of the Year 2017」
→世界のバー業界のアカデミー賞と呼ばれています!
・ASIA\’S 50 BEST BARS 2019「ALTOS BARTENDERS\’ BARTENDER」
・ASIA\’S 50 BEST BARS 2021「Roku Industry Icon Award」
・「Tales of the Cocktail」にて世界のベストバーテンダー10人に選出
・2019年、Drinks Internationalがバー業界に最も影響を与える100人を選ぶ「Bar World 100」にランクイン。2020年にも再びランクインし、アジアトップとなる8位を受賞。さらには、2021年7月「Bar World 100」で世界4位に選出されます!
来歴
2001年、プロのバーテンダーとしてキャリアをスタート。
地元のレストランバーでバーテンダーの基礎知識を身に着け、川崎市のバー「potluck」にて3年間の修行。
2006年、渡米。「Angel\’s Share」4代目ヘッドバーテンダー就任。
2012年ロンドンのサヴォイ・ホテル内にある120年の歴史と格式のある「ジ・アメリカン・バー」にて、創業以来初となるゲストバーテンダーとして迎えられる。
2013年以降には、世界各地のイベントゲストバーテンダー、カクテルコンペティションのジャッジ等の活動をスタート。
近年では若手バーテンダーの指導にも力を入れており、多くのタイトル保持者を生み出しています。
そんな、海外でも活躍する後閑信吾さんが他とは違ったコンセプトで挑戦したお店が東京と沖縄にあります。
沖縄の店舗『El Lequio』(エルレキオ)
後閑信吾さんのお店『El Lequio』(エルレキオ)は、2022年3月にオープンしています。
沖縄県那覇で33年間続いた老舗バー『Bourbon Club』の⾵情にアートの要素を加えました。
ステンドガラス、沖縄伝統染め物紅型、絵画、パナマ帽ギャラリーなどで彩られ、琉球とラテンアメリカの融合が図られています。
名称:『El Lequio』(エルレキオ)
所在地: 〒902-0067 沖縄県那覇市安里1丁目3−3
電話:098-975-9674
営業時間:19:00~2:00
東京の店舗
THE SG CLUBは、後閑信吾さんが2018年6月、日本第1号店としてオープンさせました。
「ASIA\’S 50 BEST BARS 2020」で「The SG Club」が9位に選出され、日本国内最高位にランクしたバーを称える賞「The Best Bar in Japan」を贈らレました。
THE SG CLUB Sip ザ エスジー クラブ シップ <Sipはちびちび飲む>
所在地:東京都渋谷区神南1-7-8 地下1階
電話:03-6427-0204
営業時間:19:00 〜 25:00 (金・土 〜 26:00)
THE SG CLUB Guzzle ザ エスジー クラブ ガズル <Guzzleはぐい飲み>
所在地:東京都渋谷区神南1-7-8 1階
電話:03-6427-0204
営業時間:17:00〜3:00
THE SG CLUB SAVOR ザ エスジー クラブ セイバー <Savorは味わう> シガーとカクテルのペアリングを楽しめる会員制ラウンジ
所在地:東京都渋谷区神南1-7-8 2階
電話:03-6427-0204
The Bellwood ザ ベルウッド <SGgroup>
所在地:東京都渋谷区宇田川町41-31
電話:03-6452-5077
営業時間:18:00~2:00
SGLOW ゑすじ郎 えすじろう <居酒屋 meets バー>
所在地:東京都渋谷区神南1-9-4 NCビル2F
電話:03-6416-0608
営業時間:17:00〜23:00 (フード L.O 22:00 / ドリンク L.O 22:30 )
swrl. スワァル <wine cocktail & kitchen>
所在地:東京都渋谷区神南1-7-9
電話:03-6427-8245
営業時間:月〜木18:00〜0:00 (Food L.O 23:00) 金・土18:00〜1:00 (Food L.O 0:00)
日曜ランチ 11:30〜17:00 ディナー18:00〜0:00 (Food L.O 23:00)
焼酎「The SG Shochu」を共同開発
2020年2月14日、SG Groupと、高橋酒造株式会社(熊本)、薩摩酒造株式会社(鹿児島)、三和酒類株式会社(大分)の酒造3社が共同企画する焼酎「The SG Shochu」を発売しています。
ラインナップはKOME、IMO、MUGIの3種。
焼酎が海外で認知されることを目指し、カクテルに使いやすい商品だそうです。
結局バーテンダーってどういう職業?
バーテンダーになるのに資格はいるのか
バーテンダーになるのに資格は必要ありません。
民間資格はいくつか存在します。資格を持っていると就職・転職に有利になります。
またコンクールやコンペティションの出場条件に資格が必要なこともあります。
代表的なものとしては、以下の3つです。
資格名 | 認定元 |
①バーテンダー呼称技能認定試験 | 一般社団法人日本バーテンダー協会(N.B.A.) |
②インターナショナル・バーテンダー呼称技能認定試験 | 一般社団法人日本バーテンダー協会(N.B.A.) |
③プロフェッショナル・バーテンダー資格認定試験 | NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構 |
①は学科試験のみ、②と③は学科試験と筆記試験に合格すれば取得できます。
バーテンダーになる学校はあるのか
大学・短大には特にバーテンダーの仕事に直接関連する学部・学科はありません。
ホテル・飲食サービス系の専門学校にはバーテンダー養成に特化した専攻・コースが設けられているところもあります。民間のスクール・講座などで学ぶ道もあるので、基礎から知識・技術を習得したい人にとってはもってこいと言えます。
バーテンダーの仕事内容
「バーテンダー(Bartender)」とは、語源は1830年代のアメリカと言われており「Bar(酒場)」と「Tender(提供する人/世話する人)」が組み合わさった複合語です。
バーやパブのようなカウンター席が設置されている酒場でカクテルやビールなどのアルコール飲料を提供し、お客様をもてなす人を指します。現在ではホテルやレストラン等の幅広い業界でも活躍しています。
バーテンダーの仕事内容は、大まかには以下の3つです。
- カクテルの提供
- 接客応対
- その他、仕入れや仕込み、店内の掃除など
どうやったら世界的バーテンダーになれるのか
バーテンダーの素養とは
バーテンダーとして活躍するには、主に以下のスキルが必要とされます。
- お酒の知識、カクテルの技能
- 英語力
- ホスピタリティ
お酒の知識や技能はもちろんのことですが、バーテンダーには「英語力」「ホスピタリティ」も必要とされます。
「英語力」は語学的な点のほか、お酒に関する知識を得るため、キャリアアップのためにコンペやタイトルを目指すため、そしてあらゆる国籍のお客様に対応するためといった目的があるでしょう。
「ホスピタリティ」とは「思いやり」や「心からのおもてなし」と言い換えられることもあります。
「サービス」と混同してしまう方もいるでしょうが、サービスは、お客様の要求に対してきちんと業務をこなすこと。ホスピタリティはさらにその先を察する力が必要です。
お客様から要望がなくてもお客様が何を求めているのか、どんなことをすれば喜んでいただけるのかを考え、手厚くもてなすことが求められます。
バーテンダーという仕事の一番の目的は、お客様が快適にお酒を楽しんでいただくこと。
注文されたカクテルを提供するだけでなく、お客様が何を求めているのかを考え、お客様に喜んでいただけるように柔軟な対応ができてこそのプロのバーテンダーと言えます。