『ダンダダン』島根編以降、新たな敵組織として登場した「黒の騎士団」。
これまでの『ダンダダン』は妖怪や宇宙人との戦いが中心でしたが、ここへ来て「世界征服を企む13貴族」という、まるで秘密結社のような存在が現れました。
さらに、
- ドラクロワ家
- サンジェルマン伯爵
- ヤタガラス
- 竜騎士(ドラゲナイ)
など、新たな勢力も続々と登場し、物語は一気に世界規模へ広がっています。
この記事では、
- 黒の騎士団とは何者なのか
- 13貴族とはどんな組織なのか
- 実在する秘密結社が元ネタなのか
について徹底考察していきます。
ダンダダン「黒の騎士団」とは?

黒の騎士団とは、世界征服を目的とする巨大な秘密組織です。
作中では「13の名門貴族によって構成されるクラン」と説明されています。
しかし特徴的なのは、
「13家が完全に団結しているわけではない」
という点です。
共通理念は世界征服ですが、
- 協力する時もある
- 利害が対立すれば争う
という非常に現実的な政治組織として描かれています。
まるで巨大企業や国家同士の覇権争いにも似ています。
現在判明している”13貴族”

現時点で名前が判明しているのは、「ドラクロワ家」です。
「ブラド」が所属する家系です。
現在、日本で活動している中心勢力です。
ブラドは妖怪の能力を集め、 「13貴族の頂点」 を狙っています。
つまり黒の騎士団内部でも権力争いが起きていることになります。
これは従来の悪役とは違い、
敵同士も競争している構図が非常に面白いですね。
「黒の騎士団」とサンジェルマン伯爵との関係
サンジェルマン伯爵も13貴族と深く関わっています。
彼自身が13貴族なのか、それとも外部協力者なのかはまだ断定できません。
しかし、
- ブラドへ助言している
- 妖怪の能力収集を進めている
- 最強の妖怪を生み出そうとしている
ことから、黒の騎士団側の重要人物であることは間違いないでしょう。
「黒の騎士団」は実在するのか?
ここからが非常に興味深い部分です。
実は、「13の名門家系」という設定には、ある陰謀論との共通点があります。
海外では以前から、「世界を裏から支配する13の血族」という都市伝説が存在しています。
- ロックフェラー家
- ロスチャイルド家
- メディチ家
- ハプスブルク家
など、歴史上の巨大一族をモデルにした陰謀論として知られています。
もちろん実際に証明された事実ではありません。
しかし創作作品では頻繁にモチーフとして使用されています。
『ダンダダン』の13貴族も、このイメージを参考にしている可能性があります。
「黒の騎士団」という名前の元ネタ
「黒騎士」という言葉自体は中世ヨーロッパから存在します。
黒い甲冑をまとい、素性を隠した騎士を意味することが多く、
創作作品では
- 正体不明
- エリート集団
- 暗躍する秘密結社
として描かれることが非常に多い存在です。
ちなみに『コードギアス』にも黒の騎士団がありますが、『ダンダダン』とは全く別物です。
名前だけを見ると似ていますが、設定上の共通点はほとんどありません。
「黒の騎士団」元ネタは中世ヨーロッパ騎士団?
歴史を振り返ると「騎士団」という存在は、実際にヨーロッパ各地で大きな影響力を持っていました。
『ダンダダン』の黒の騎士団と同じ名前の組織が実在したわけではありません。
しかし、作者・龍幸伸先生はオカルトや都市伝説、歴史を作品へ取り入れることが多く、実在した騎士団をモチーフの一部にしている可能性があります。
テンプル騎士団との共通点
歴史上最も有名な騎士団の一つがテンプル騎士団です。
1099年の十字軍遠征後に設立され、当初はエルサレムへ向かう巡礼者を護衛することが目的でした。
しかし次第に、
- ヨーロッパ各国へ支部を設置
- 莫大な資産を保有
- 銀行業のような金融システムを構築
- 王侯貴族へ融資を行う
など、単なる軍事組織ではなく、中世ヨーロッパ最大級の国際組織へと発展していきます。
その影響力は各国の王をも凌ぐほどとなり、「国家の中の国家」とまで呼ばれました。
『ダンダダン』の黒の騎士団も、国家を超えて活動する巨大組織として描かれており、この点はテンプル騎士団を連想させます。
聖ヨハネ騎士団・ドイツ騎士団との共通点
中世にはテンプル騎士団以外にも、
- 聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)
- ドイツ騎士団(チュートン騎士団)
など、多くの騎士団が存在しました。
これらは単なる軍隊ではなく、
- 独自の領土を持つ
- 外交を行う
- 宗教的権威を持つ
- 国家並みの軍事力を保有する
という特徴を持っていました。
つまり、現代で言えば「巨大な国際組織」に近い存在です。
『ダンダダン』の黒の騎士団も、13の名門貴族が世界規模で活動していることから、こうした歴史上の騎士団を現代風・オカルト風にアレンジした組織と考えることもできます。
「13貴族」設定にも、歴史的な意味がある?
さらに興味深いのが「13」という数字です。
西洋では13は不吉な数字として知られています。
その理由には、
- 『最後の晩餐』で13人が食卓を囲んだこと
- 北欧神話で13番目の神ロキが災厄を招いたこと
- 金曜日13日にテンプル騎士団が一斉逮捕されたという歴史
など、さまざまな説があります。
特に1307年10月13日(金曜日)、フランス王フィリップ4世によってテンプル騎士団が一斉逮捕された出来事は有名で、「13日の金曜日」が不吉とされる由来の一つとも言われています。
もちろん諸説ありますが、『ダンダダン』で「13貴族」という数字が採用されたのも、こうした西洋の歴史やオカルト文化を意識した演出なのかもしれません。
ドラクロワ家の元ネタは吸血鬼ドラキュラ?

ブラドという名前を見ると、
多くの人が吸血鬼ドラキュラを思い浮かべるでしょう。
実際、ドラキュラのモデルとなった人物は「ヴラド・ツェペシュ」とされています。
さらに、ドラクロワ(Delacroix)という姓もフランス貴族を思わせる響きがあります。
つまり作者は
- 東欧
- フランス貴族
- 吸血鬼伝説
など複数の歴史を組み合わせている可能性があります。
”ヤタガラス”との対立が意味するもの
島根編では、
ヤタガラスが黒の騎士団について詳しく知っていました。
つまり、
黒の騎士団は今回初めて現れた組織ではなく、
以前から世界各地で暗躍していたことになります。
一方、
ヤタガラスは日本神話をモチーフとする組織です。
つまり今後は 海外の秘密結社 VS 日本神話勢力 という構図になる可能性があります。
『ダンダダン』らしい、
オカルト・神話・都市伝説が融合した壮大な戦いになりそうです。
今後、残り12貴族は登場する?
現在確認されているのはドラクロワ家のみです。
もし13家すべてが登場するなら、
- 吸血鬼系
- 魔女系
- 王族
- 錬金術師
- テンプル騎士団風
- 北欧神話系
など世界中の伝承がモデルになるかもしれません。
『ダンダダン』は、
妖怪だけでなく都市伝説や神話を巧みに取り込む作品です。
13貴族も各国の伝説を背負った強敵として描かれる可能性は十分考えられます。
個人的な考察
私は今回の「13貴族」という設定を見た瞬間、
規模が大きくなってきたな!
『ダンダダン』は新章へ入ったな!と感じました。
これまでは妖怪や宇宙人との個別バトルが中心でしたが、
今後は世界規模の組織同士の戦争へ発展していくのではないでしょうか。
また13という数字も偶然とは思えません。
西洋では13は不吉な数字として扱われる一方、
『最後の晩餐』や騎士団伝説など、宗教や歴史とも深く結び付いています。
作者・龍幸伸先生はこうした歴史やオカルトのモチーフを巧みに取り入れる作家です。
そのため13貴族には、今後さらに多くの歴史的元ネタが隠されている可能性があります。
まとめ

黒の騎士団は、世界征服を目的とする13貴族による巨大組織です。
現時点ではドラクロワ家を中心に物語が進んでいますが、残る12家の存在も大きな謎として残されています。
また、「13の支配者一族」という設定は、実在する組織ではなく、世界各地で語られてきた陰謀論や歴史・神話・貴族伝説をモチーフにした創作要素と考えるのが妥当でしょう。
今後13貴族が全員登場するのか、それともヤタガラスとの全面戦争へ発展するのか。
『ダンダダン』の世界観は、ここからさらにスケールアップしていきそうです。