「ジャンピングババア」が180話に登場?強さは
ダンダダン180話では
高倉健に妬みを抱く男子高校生が能力の宿った小刀を握り
背後には、跳躍する道具のようなものを踏みしめた巨大な老婆の姿が。。
読者の間ではこれは「ジャンピングババア」ではないか!と言われています。
都市伝説で「ジャンピングババア」は、文字通り高速で飛び跳ねる老婆です。
下駄を履いた足で一度に4メートルの跳躍を見せ、走る自動車を追いかける。
これに追いかけられた車は、事故に遭ってしまうのだといいます。
愛知県名古屋市天白区にある大きな霊園
『八事霊園』に出没されるとされていますが
特に大きな交通事故があった記録はないようです。
180話の前にも、サンジェルマン伯爵が小刀に宿る能力をいくつか使う場面で
そのうちの一つにジャンピングババアの能力を使用していました。
以前使っていた同様の小刀を渡したと考えると
これが「ジャンピングババア」である可能性は極めて高いです!
すでにダンダダン作中ではメインキャラ「ターボババア」がいます。
vs.「ジャンピングババア」というアツい展開もあるのでしょうか?!
どちらが強いのか気になるところですが
都市伝説では特に両者のチカラ関係は明らかではありません。
(おそらくストーリー上、ターボババアが勝ちそうですが)
ターボババア伝説元ネタ
「ターボババア」は神戸が発祥の話で
場所は六甲山のトンネルの場合が多いそうです。
元ネタでは
トンネル内を車で走っていると、突如窓が叩かれる
振り向くと、自分の車と並走する老婆がこちらを見ている、というもの。
ドライバーを驚かせる以外は
危害を加えるなどは無く無害だとはされてはいます。
背中に「ターボ」と書かれた紙が貼られていたり
ターボエンジンを搭載したかのようなスピードなので
ターボババアという名前ですが、
下位互換で「ジェットババア」の話もあるようです。
「ターボ」の部分は「ダッシュ・ハイパー・光速」などの派生もあります。
他にも多くのババア伝説
なぜか、〇〇お爺さんや〇〇じじいは聞きませんが
現代の怪談において、老婆はどうやら人気者のようで
多くお婆さんに関する都市伝説や怪異の噂があります。
100キロ(1000キロ)ババア・走るバァさん
他にも北海道地方では「100キロババア」というものがいます。
その名の通り時速100キロのスピードで走る老婆で、やはり車を追い抜かしていきます。
この老婆はなぜか北海道の湖周りに現れることが多く
洞爺湖や支笏湖の近くの道路で目撃され
特に摩周湖周辺に現れる100キロババアの場合
マリモを投げつけると撃退できるというユニークな対処法が伝わっています。
そのまんまの「走るバァさん」もいるそうで
北海道のあるトンネルに現れ、真っ赤な歯を見せて笑いかけてきて
トンネルから出ると消えてしまいます。
「40キロばばあ」を始め「60キロ、80キロ、120キロ」など
道路交通法上の制限速度ごとのバージョンも存在しているそうです
また犬や猫などの動物パターンもあり、攻撃の有無、顛末などは様々です。
ホッピングババア
ホッピングという玩具を使って跳び回る「ホッピングばあちゃん」もいます。
山道を走る自動車を飛び越えていくと伝えられています。
そんな道具を使う高速老婆は他にも!
バスケババア
バスケットボールをドリブルしながら高速で走ってくる老婆。
高速道路を走るバイクが狙われ
走行中のバイクに向かってバスケットボールをパスしてくる。
ボールを投げられたライダーは、
ボールを受け取ればハンドルから手を放してしまい、
無視すればボールを体に当てられて、
どちらにせよ転倒してしまいます。
なんとも恐ろしい・・・
リアカーババア
リヤカーを引きながら北海道のあるトンネルに現れ、自動車と並走します。
このトンネルには、白い車を三輪車で追いかけてくる子どもの霊も出るという話です。
ボンネットババア
国道を走っているといきなりババアがボンネットに乗ってきて、
びっくりして操作を誤ると死ぬこともあるので
対処法としては、そのまま走り続けるしかないそうです。
棺桶ババア
運転手をつかみ出し、担いでいた棺桶に入れてそのまま火葬場まで運ぶ、というものです。
三輪車のお婆さん
宮崎県の海岸沿い
三輪車をこぐ音が聞こえ、ものすごいスピードで三輪車をこぐ老婆が出現します。
ミカンばばあ
森の中でゴザを敷いて座っている老婆。そばに何本か鎌を用意していて
目が合うと突然とんでもない速さで追いかけてきて、ミカンを投げつけて来るそうです
ひじかけババア・肘ばばあ
大阪府の難波が発祥で
追いかけられた自動車は、追い付かれてしまうと死亡するという
有名な「テケテケ」に似た怪異と言えます。
似たような名前の「ひじババア」は
ひき逃げされた老婆が自分を轢いた自動車を
肘で這って追いかけてくるという怖さです。
いずれも、「ババア」の部分は、「ばあさん・ばばあ・ばあちゃん」など
地方によって呼び名が異なります。
”速い系”はババア以外も
いわゆる「高速併走型」の怪奇現象は他にも!
- 「自転車で高速道路を走るサラリーマン」
- 「高速でハイハイをする赤ちゃん」
- 「陸王に乗って追いかけてくるOL」
- 「ミサイルに跨る女子高生」
- 「首都高を走るドナルド」
・「鞠つきマリちゃん」は
鞠つきをしている最中にひき逃げされた少女の霊が
自動車以上のスピードで道路を疾走します。
・「スキップする少女」は
岡山県の津山インターチェンジ付近で
白いブラウス、赤いスカート、ランドセル姿の少女が
時速80キロメートルでスキップしながら車と車の間を通るそうです。
老婆の怪談が増えたワケ
お婆さんの噂や都市伝説は、実は90年代頃から爆増しています。
現代の怪談において、老婆は人気なんです!
これは現代において高速で移動する手段が増えたことが大きな理由です!
特に”老婆”となると普通は走るイメージがないので
高速移動によるギャップが恐怖や笑い、インパクトは
一層強くなりますよね。
老爺、おじいさんは老婆に比べると圧倒的に稀です。
古くから「~女」、「~婆」という名前の妖怪は数多く存在する一方で
どうやら「~男」、「~爺」という名前の妖怪は希少であるようです。
社会の中心が男性であった時代は、妖怪を観測するのは主に男であり
元を辿れば社会的にマイノリティであった女性が妖怪視されやすい傾向にありました。
それが現代においても受け継がれているのでしょうね。
移動手段の多様化や、人から人に伝えられる過程で情報が交錯し
新たな情報が加えられたり、削られたりして、
上述のように様々な高速移動する老婆のバリエーションに膨れ上がっています。
これから先、人間の移動手段が発展するにつれ、
高速で走る老婆系の怪異譚は増えていくことでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今後も、ダンダダンについての考察や最新情報を追記していきますので
ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。