超過酷なボートレーサー養成所 なぜそこまでして目指すのか、引退後の生活とは

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「突撃!カネオくん」で養成所のお金特集

2023/04/22放送回の「突撃!カネオくん」は命がけのプロフェッショナルを育てる「養成所」のお金の秘密を徹底調査!と題して、ボートレーサー特集。

そこで今回はボートレーサーのなり方やその過酷さ。それでも尚、なぜボートレーサーに多くの人が志願するのか、ボートレーサーは引退したらどうしてるのか調べました。

ボートレーサー養成所、道のりの過酷さ

正式名称は、日本モーターボート競走会 ボートレーサー養成所(旧やまと学校)。福岡県に唯一ある協会の養成所です。

養成所は全寮制です。

1日のスケジュールも決まっており、朝6時の起床から22時の消灯まで規律正しく細かく組まれています。

費用はもちろん無料ではありません。 選手一人に1000万円ほどかかるといわれています。 1年でプロのボートレーサー、だけでなく立派な社会人をも目指します。

内容は、ボートの操縦やエンジン・プロペラ整備の技術、モーターボート競走法、礼儀や節度など多くのことを一年で詰め込まなければいけません。

養成員の募集は年に2回。まず養成所に入る倍率は約40倍ほどといわれています。卒業できるのも50%、そして国家試験に合格してプロ資格が与えられるといった、難易度が高いことがわかります。

ハイリスク、ハイリターンな職業

競艇、競馬、競輪、オートレースの4台公営競技のなかで、競艇はもっとも死亡率が高くもっとも危険だといわれています。

60年間の歴史のなかで31件もの死亡事故が発生。競艇は時速80キロにもなります。

水面に激突するとコンクリートにぶつかったのと同等の衝撃を受けることになり、全身打撲で死亡してしまいます。

なぜボートレーサーを目指すのか?

訓練生の平均年齢は20代前後。養成所への入所は15歳以上30歳未満という年齢制限があります。中学卒業後すぐ入所すれば、神里琴音選手のように最年少16歳でプロになることも可能です。

やっぱり年収の高さ

優勝賞金の最高額は、グランプリの1億1千万円。 レースにより賞金は580~4,000万円まで上がります。

そのためレーサーの平均年収は約1,700万円。他のプロスポーツに比べても高額で夢のあるスポーツといえるでしょう!

ボートレーサー引退後はどうしてるの?

ボートレーサーは強制的に引退されることはありません。しかし、視力など3年に1度の更新での健康診断に引っかかってしまったり、成績が悪すぎると引退勧告されます。引退の平均年齢は55歳。

転職は救助艇勤務やボート運び、競艇場の職員やガードマンなど、競艇関係の仕事に就くひとが多いようです。

ボートレーサーは年収の多さから、引退後に向けて投資している方も多いです。引退後は、飲食店やマンション経営をやっている方も。

ボートレーサーを長く務めると、引退と同時に退職金や年金ももらえますので、セカンドライフをゆっくり過ごすこともできるかもしれません。