TiktokゆっっくりなAI疑惑ディープフェイクとは?見分け方は

話題
この記事は約5分で読めます。
スポンサー

再生回数、フォロワー急上昇中「ゆっっくりな」って誰?

「ゆっっくりな」さんとは、2023年に突如登場し、ネット界隈で話題になっているTiktoker、youtuberです。
主に日常の動画やダンス動画を投稿するものが中心で人気上昇中です!

2023年8月17日に動画を初投稿、日が浅く動画投稿数は多くは無いものの
人気な動画では再生回数が50万回再生を超えるものもあります。
またXやInstagram、セクシー系の有料ファンクラブなどSNSで幅広く活動されていますね。

「ゆっっくりな」さんのtiktok初投稿はこちらです。

ゆっっくりなは20歳の女子大生?

視聴者の質問に年齢は20歳(2023年時点)ということが判明しています。

そのほか、「都内の大学に通う現役女子大学生」「住まいは東京都北区」だといういわゆる”特定班”の情報も。

「ゆっっくりな」は本物の人間?それともAI?

そんな、ゆっっくりなさんは、可愛過ぎ顔立ちが整い過ぎているため
実は人間ではなく、AIで作られたもので実在しないのでは?などと噂になっています。

「ゆっっくりな」がAIとされる3つの理由

「ゆっっくりな」さんが実在しない架空のAIじゃないかと疑惑のたつ主な理由は以下の3つです。

  • 黒目の部分、比率が大き過ぎる
  • 瞬きに違和感、極めて少ない
  • 顔の輪郭が滑らかすぎる

しかし、バスケットボールをついたり、声を発している場面があったり
すべてがAIで作られたものではなく実在する人物で、顔だけさらにAI加工されたものの可能性が高いです!

動画の一場面に、通行人の人が「かわいいな、小顔だな」と言っているのが聞こえる場面もあることから
加工前のもともとの「ゆっっくりな」さん自身も相当スタイルがよく美人なんでしょうね!

現在のAI技術では静止画は比較的簡単にできますが”無”から連続性のある動画を作るのは難しいそうです。
逆に言えば、”実在するもの”を加工することは十分可能です。

しかしながら、「ゆっっくりな」さんの動画には相当な編集加工技術とモデルの良さがあってこそできるものかと思います!

噂のディープフェイクとは?

ディープフェイクとは、「ディープラーニング」と「フェイク」を組み合わせた造語で
AI(人工知能)を用いて、人物の動画や音声を人工的に合成する処理技術のことをいいます。
特に、実在する画像や動画の顔だけを入れ替え、生成する技術のことを指すことが多いです。

2021年SNSで拡散された世界的にヒットしたハリウッド映画の主演俳優のなりすまし動画や
ゼレンスキー大統領のニセ動画や、トランプ大統領のニセ画像など

実際にはモノマネタレントと俳優の顔を差し替えた動画ですが、その精巧な仕上がりが話題になりました。

ディープフェイクの問題点

先述のように、大統領や芸能人などディープフェイクで影響力のある著名人になりすまし
詐欺保はじめとした犯罪に悪用されたり、社会を混乱させる事態なったりと
ディープフェイク技術の扱い方によってはさまざまな弊害があリます。
女性のセレブ、有名人などの肖像を利用したポルノのフェイク動画も技術進化とともに増えています。

ディープフェイクでできること

ディープフェイクには、デメリットや問題といったネガティブなイメージがありますが
大きなメリットも多くあります。

例えば映画「アバター」のようにディープフェイクは映画やCG映像、動画などでよく使われています。

映画業界にもたらすメリットは非常に大きく
セリフ変更のとき、再撮影せずに差し替えることが可能だったり
時間のかかる特殊メイクをディープフェイクの加工技術で代用できます。

また、ChatGPTの技術を組み合わせれば、人とAIの対話も可能になります。
そして、ニュースキャスターの代わりをAIが務めるといった実験も進んでいます

ディープフェイクは複数の人間を合成した架空の人間を作りだすこともできるので
著作権や肖像権なども回避できるといったこともできるでしょう。

ディープフェイクの今後の可能性

さらには、技術で故人を登場させたり、役者に危険をさらすことなく派手なアクションシーンが制作できます。

自身の顔を取り込みキャラクターに再現することで、より没入感のある世界観のゲームや作品制作が可能です。

自身のバーチャルモデルを作成することで、洋服店や美容室など直接足を運ばなくても試着や比較が可能となります。

著しい進化を遂げるAI加工技術、見極めるのは至難の業か

ディープフェイク技術は何も今に始まったことではなく古くから研究されていた技術でした。
しかし、作るには高価な機材と高性能なコンピュータなどが必要で、映画業界や会社規模でしか作成できませんでした。

それが、ここ数年で技術の進化により簡単に作成できるようになり、
カメラ機能の向上もあいまって、一般人でもディープフェイク動画を作成できる無料のツールやアプリが登場しました。

コロナ禍がきっかけで社会的にもオンライン化が進みオンライン授業、オンラインミーティングなどが当たり前になる一方で、カメラの向こうにいる相手が本当に本人なのか
私たちはこれまで以上に、ITリテラシーを身につけなければなりませんね。